2017年12月7日木曜日

Second Lifeでのロールプレイについて

知らない方は初めまして、知ってる方は押忍!vang adamczykこと組長です。
今の所書かれている方のものを読んで「あ、こういうの書いてもいいんだコレ」と思ったので、書かせていただきますね。
この文章はRPについてですが、どこかに行ってRP「させてもらう」ではなく、自分から主体的にRP「していく」為に自分がして来た事を長々と綴ったものです。
服や物と同じように、自分から作っていく為にしてきた事です。

自分がSLを始めたのは07年、マスコミの報道等で流れ込んだむっちゃ人の多い時期の、その一人でした。
SL以前はUltima Onlineを多分5年以上、その後はSiLKROAD ONLINEを少しだけやっていましたが、マスコミの報道を受けての「なんとなく」のスタートでした。
SL経験のある方は誰でもわかると思うんですがほんとに何したらいいのかがわからなくて、ただ、当時のメルティングドッツSIMに入り浸るうちにそこそこの人脈も出来て、他の人を見るうちに自分のやりたい事・・というより、自分に出来る事がなんとなくわかってきました。
SLに限らず、いわゆるMMOというのは(ことPCでやる限りにおいては)コミュニケーションの為に文字もしくは音声によるチャット入力を行うのが主であり、UOの頃からあるエモートはそのサポート的なものでした。
(今はFF14等、エモートだけでも十分な物も出ていますね。)
SLは基本行為に戦闘が含まれていないこともあり他のプレーヤーとの、ある意味での強弱を決めるのは「いかに弁が立つか?」が最重要であると当時の自分は認識しました。口喧嘩しか出来ないのだから当然ですね(笑
ただ多分ここまで読んだ方の中には「お前は一体何と戦っているんだ?」と思われる方も多いと思います、ええ、戦う相手はいたんです。
SLで暴れたい場合、スクリプトができる人なら真っ先にそっちで荒らし行為を行うと思います、これにはSIM管理者でない限り無力です。
そういう人はでも、その技術で出来る事があるわけでもあるのでこの場合は対象外です。
そうでない場合はどうなるかというと突き詰めると暴言行為かフリーのグリーターアイテムをばらまくくらいしかやる事はなく、ばらまきの前にはほぼ必ず暴言があります、これには理由がありました。
現実でもそうですがそういう類の人はその場の状況に明らかに不満があるのです、そしてそれは多分、世界が小奇麗だから。
400年くらい前ならそういう人にも力の発揮場所があったと思います、今でもそういう人の中でも振り切った人には一応行き先があると思います。
では振り切ってまではいない普通の人の場合は?というと多少の不満があっても一般的な生き方の中でやっていくしか無いのですね、現実では。
でもSLは現実ではありません、暴言を吐く相手は目の前に居ませんし多分現実の自分にはなにも影響しません。
そして、これもSL経験のある方はよくご存知だと思いますが、当時からSLはBIG6のこともあり小綺麗な世界でした。
尚且つそれは入ってみるまで知らない人も多かった事でもあり、ストレートに暴れるにはルートがしっかりと出来ていたのですね。
つまりとくに目的もなく入ってきた凡庸な人には愚痴や不満を漏らすだけの理由が最初からあったわけです。
メルティングドッツはそういう類の人が集まりやすい場所でもあり、そこで自分が出来るな・・と思ったのはそこに語りかけることでした。
だって武器になるのは言葉だけですからね、そこに自分の優位性を見たのは、数回の対話をした後でした。
しかしながらここで一つ問題がありました、それは、初期アバに毛が生えた程度ではイマイチ説得力が足りないという事です(笑

自分のヤクザロールプレイはここに端を発します、今は少し方向性を変えてテキ屋ロールプレイと言い張っていますが(笑
見た目で主張する為に大柄でガッチリとして威圧感のあるシェイプを作成し、髪型も当時は(今でも)少なかった短髪でトータルで四角いイメージで見えるように作り、肩に羽織るコートはBARにあるよと教わったので早速調達しました。
チャット画面でも目を引く発言をする為に基本的に関西弁を使用したのは、当時やっていた仮面ライダーで関西弁を使うキャラがいたからでそのキャラもとりわけ大柄でガッチリとして四角四面で、そしてどこか抜けたイメージがありました、これはそのまま使わせてもらっています。
刺青は当時仲良くなった彫師にオーダーで作って貰った物の一つで、原版をフルパで頂いたので今でも修正しながら大事に使っています。
当時の自分こんなでした。

こうして出来上がったプレイスタイルが何なのかというと、一言で言うと生き方RPなんではないかと自分では思っています。
最も根底にあるのはUO時代に聞いた、リアルが牧場主だからUOでも牧場主という人の話とらぶ山賊団という山賊ギルドです。
双方真逆にあるスタイルの中間地点ではないかと思います。
もしかしたら中途全部飛ばして上の二つを書くだけでも済んだ話かもしれません(笑 
でもほら、すべての人がUOを知っている訳でもないですし。
ただいずれにしても上記の物が武器として成り立っていたのは、今にして思うとリアルの感覚では短い期間でした。
暴言系の人達に語りかけ、結果としておとなしくしてもらうと言うのは相手があってこそであり、彼らの大半はそんなに長くいませんでした。
今でもほんの数人残っていたり復帰してきたりしていますが、それはまた別のお話。残ったのは己のRPだけでした。
多分あの時点で捨ててしまっても良かったんだと思います、ただ、勿体無いなと思ったのも事実で・・・どうせやるならという事でosakaSIMを拠点に本気でヤクザRPをしてみることにしたのは、拠点以外の事が大体インワで確立したからでした。
よく行く飲み屋・よく行く(大人の)遊び場・よく行く服屋そういった物があってどこへ行っても組長と呼ばれるようになると、拠点がないのはおかしかったのですね。
そこでそこからは「町の中の風景としてのヤクザ」という、ちょっと他にやる人を見たことがない物をRPとしてやっていました。
今よりずっと人が多く、そもそも人気のあったosakaSIMでなければできなかった事でした。
この辺りからヤクザと言うよりはテキ屋だよなあ・・と我ながら思い始め、自分の服を自分で用意するようになってからはテキ屋と言うように
なりましたが、osakaSIMが色々あって旧形態からは解体されることになった時、旧住人が全員osakaSIMを離脱した時、このRPは終わりました。
時期としては日本人がSLからどんどんいなくなる時期でもありましたので、当然の成り行きでした。
そしてこの辺りから数年、暫くSLを離れることになります。
それはRLの事情もあったのですが、大部分はやることがわからなくなったからでもありました。

5年弱ほどしてから復帰したのは、多分当初と同じ「なんとなく」だと思います。
RLで色々なことがあり、久しぶりに行ってみたくなったのですね。
そうして入った久しぶりのSLはすっかり様変わりしていました、旧アバターでは何をしても見劣りするくらいに。
多分ここが引き返すポイントだったんじゃないかと思います(笑 引き返さなかったですけど。
自分で思っている以上に自分の作ったスタイルが染み込んだアバターが気に入ってたようで、ここでメッシュアバターを導入しています。
いやホントはメッシュアバター最初期に一度検討してるんですが1000LD無駄にしました、初期のメッシュはシェイプを反映しなかったので。
今の自分は大体こんな感じ。旧アバターと違って目元も作り込めるのでサングラスがいらなくなりました。スタイルと合わせて、トータルでは「寅さん」をやっていると思います。

ともあれここで外見的には9割意図通りの物ができましたが、RP的に居場所の問題ががありました。
どうしてここでやめなかったんだろう・・と思うのですが、残っているフレも多かったのでスタイルが継続されていたんですね、そのせいだと思います。
ここでそれまでのRPの延長として、「”自分で作った”町の中の風景としてのテキ屋」という風に変化しています。
これは休止する直前に関わった魑魅魍魎というSIMのビルドや付き合いの古いblackKnightsSIMのオーナーとの関わり、今はいないRYUJI Racerと組んで作ったOTHER SIDEsimの事も大きかったと思います。
こうなるともうどこへ行っても同じです。
インワで組長と呼ばれる俺の「住所」は http://maps.secondlife.com/secondlife/Bukhansan/171/93/3005 ここであり、そこからどこへ行っても俺は俺。今にして思えば一周りしてもとに戻ってるようにも思います。

とても長く書いてきましたが、要するにRPする為に必要な物は「場所・人・事」であるという事です。
場所は勿論店舗と兼ねて風景として完成していれば自作でもよく、人はいないならいる所まで行ってやればよく、事は無ければ無いで自分から起こしても良いのです。 イベントなどでスタイルを出していくのも「事」です。
これらは別に一箇所に集中している必要は必ずしもなく、どれか一つが確固としてあればどうとでもなります。
(あ、そもそものRPをやる気についてはあるものとしてですよ)
自分の場合はスタイルの為に自分で服を作り始めた事が場所と事を進める事になりましたが、その辺りは人それぞれだと思います。

長くなりましたが、SLで自分が始めたロールプレイの様なものについてはこういった経緯で成り立っている事を記述しました。

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